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フランスの哲学者、サルトルに「20世紀で最も完璧な人間」と言わせしめた、アルゼンチン生まれの伝説的革命家、チェ・ゲバラ。彼がボリビアで処刑されてから長い歳月が過ぎましたが、世界各国でゲバラの顔写真をプリントしたTシャツやグッズなどが販売されるなど、ゲバラは今なお絶大な影響力を誇っています。平和な国には縁のない人物かもしれませんが、日本でも彼のグッズが売られています。Tシャツに、ひげづらで髪を無造作に伸ばし、戦闘服に身を包んだ男がプリントされていたら、それは恐らくゲバラです。
このゲバラの没後40年にあたる2007年、彼の遺髪がオークションにかけられました。ボリビアでゲバラの拘束に関わったCIA(アメリカ中央情報局)の工作員が、「任務遂行の証」として遺体から切り取ったものなのだとか。まるで江戸時代の話ようですが、もっと驚かされるのが、その落札額です。約8センチあまりの毛髪の束につけられた金額は、なんと10万ドル(当時のレート約1140万円)。・・・ゲバラは名誉や富にはまったく一切興味を示さず、キューバ革命のあと、政府の要人となっていた時期でさえ、軍服や着古した将校服をまとい、粗末なアパートに住み続けたといいます。そんな彼が、自分の毛髪の値段を知ったら、いったいどう思うでしょうか? |
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DNA解析などもありますから、今は毛髪1本でいろんなことがわかってしまう。ナポレオンの毛髪からヒ素が検出され、殺害の可能性が示唆されたなんてニュースもありましたよね。これはまさに個人情報。そう考えると、有名人の遺髪などは、今後さらに価値が上がってくるのではないでしょうか? 昔、日本人が髪の毛を粗末にしなかった理由の1つには「わら人形に髪の毛を編み込まれて呪われる」なんてことがあったからなんですが、だんだんそれに近い話になってくるかも・・・。このままだと、へたに髪の毛1本落とせない時代が、近々来るかもしれませんよ。
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