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ヘアダイ(ヘアカラー)の歴史は古く、古代エジプトではすでに社会的地位をあらわすために髪の毛を赤や緑に染める習慣があったと言われています。このほか、古代ギリシャではブロンドヘア、ローマでは黒髪がもてはやされ、それぞれ手を変え品を変えながら、髪を理想の色に染めていたようです。ちなみに、これは主に男性の話。現代と違い、宗教的な意味合い、地位や権力をあらわすものとして、毛髪への関心は女性よりもむしろ男性のほうが強かったことがうかがえます。でも、今日一般的に使われているヘアカラーは1883年にフランスのP・モネーが染色特許を取得して商品化したのがはじまりです。
ヘアカラーだけではなく、毛髪に関する歴史をひも解くとフランスの名がひんぱんに登場します。最古の理容組合誕生(11世紀)、近代理容業の祖と言われるメヤーナキールはもともとパリの外科医でした。また、17世紀に身分の高い男性が大きなカールのあるかつらをかぶるようになったのは、ルイ13世がうす毛をかくすために用いたことに端を発すると言います。さらに、ヨーロッパ男性の髪型が短く地味になったのはフランス革命がきっかけだったとも・・・。さすがおしゃれなフランス人。毛髪に関しても強いこだわりと影響力をもっていることがわかります。 |
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確かにフランス人は、今はおしゃれ。・・・しかし、18世紀末、フランス革命直後のパリの町は、道は糞尿やゴミであふれ、馬車でしか走れないようなところで、とてもファッションどころの話ではなかったようです。それがナポレオン3世とパリ市長が1850年頃から必死になって町を大改造したわけですね。明治政府を代表して、岩倉使節団がパリを訪れた1872年は、リニューアル終了の2年後。彼らが見たのは、まさに、できたてホヤホヤの新しいパリ。もし20年早く訪れていたら、「フランス人はおしゃれ」なんて評価は、今もなかったかもしれません。
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