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インドの男性と言うと、白いターバンを巻いた姿を思い浮かべる人、いませんか? でも、インドの都市部ではターバン男性はむしろ少数派なんです。また、ターバンはインドに限らず、イスラム教圏の多くの国で宗教的敬虔(けいけん)さの象徴として扱われていますから、ターバンを巻いているのはインド人だけというわけでもありません。では、なぜインド人=ターバンのおじさん、というイメージが定着したのか、それはやはり、東京オリンピックのころに流れた「インド人もビックリ」というテレビCMのせい?
日本にいるインド人でターバンを巻いているのは、たいていシク教の人たちです。彼らの多くは「体に刃物をあててはいけない」という宗教上の理由から髪を切らず、ターバンを巻き、人前ではずすことは決してありません(もちろん、人がいないところでははずすし、洗髪もします)。シク教の人々は外向的でビジネスに通じていたので、海外で活躍する人が多かったことは確かです。それがインド人=ターバンを結びついた部分もあるかもしれませんね。しかし、インド国内や砂漠地帯などにはシク教でなくともターバンを巻いている人たちがいます。地域や宗派によって、色や形、巻き方は違うらしく、インド人はターバンをみただけで、どこの出身者かがわかるそうです。 |
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ターバンには、もともと砂漠の民が過酷な環境の中で髪を保護するという切実な役割があったはずですが、イスラム社会になってからは宗教的にも大きな意味を持つようになったようです。ヨーロッパの人はターバンと言えば、インドではなく、東西文化交流の地、トルコをイメージするようです。それを象徴するのが「チューリップ」。チューリップはオランダが有名ですが、実はトルコ原産。この花がヨーロッパに伝えられた際、ターバンを巻いたトルコ人の頭に似ていることから、トルコ語のtulipam=トゥルバンから名づけられたと言われています。
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